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🌸祝WBC 〜東松山 松山陣屋ver〜🌸

更新日:4月20日

今晩は★

気がつけば、日曜日の夜になっていました✨

5日前にWBCの決勝戦があって、数日しか経っていませんが、随分昔の事に感じられるのは私だけでしょうか・・?


さて、今日は、いきなりマイナー過ぎる話題で恐縮なのですが

幕末の兵学の先生、佐久間象山の書、櫻賦(おうふ)について簡単に書きたいと思います🌸✨


今年の正月に、佐久間象山の掛け軸を資料館の床の間に掲げ、難しい『櫻賦(おうふ)』という書ではあったけど、その後 知人より櫻賦の意味を教わり、人知れずとても嬉しく、ぜひこの桜の季節に喜びを共有したいと思い、PCを叩きました(*´∀`*)笑


どことなく、今回のWBCの優勝と、気持ちが繋がる気がして✨


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佐久間象山先生は、今から約200年前に生まれ、幕末活躍し、皇室を敬い、日本の将来を考え開国を勧めた稀代の学者で、勝海舟や吉田松陰などの塾の先生でした✨✿


1854年 ペリー再来航した時に、弟子の吉田松陰がアメリカへ密航を企て、失敗し

先生であった佐久間象山も連座し、長野県の家から外出禁止になりました★


その期間、油の乗った40歳代、しかも9年間に及ぶものでした。


世の中が、攘夷か開国か…右往左往していた重要な時期。


この外出禁止の期間に佐久間象山先生は、自分の揺るぎない志をこの『櫻賦(おうふ)』に託し、当時の天皇、孝明天皇へも託しました✨


この書『櫻賦(おうふ)』の訳↓↓↓


・・・・・・・・意訳・・・・・・・・・・・

日本の名花、櫻を自分に喩え、人知れず散る桜のようではあるが、国を想う志は高く、この名花の薫りのように遠くへ届くであろう🌸


櫻が日本独特の名花であるが如く、自分も日本に比類ない見識を持っている。


外国の侵略には「攘夷(外国を鉄砲で打ち払う)」と言って、騒ぎ立てるべきではない。


本当の攘夷とは、外国の技術・学識を取り入れ、日本の軍事力・政治力を外国と同等以上に上げてから、外国へ物申すべきだ。

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今回のWBCを私が見て、ふと思ったのですが、

奇しくも大谷選手が決戦前に「今日だけは憧れるのをやめましょう…」などチームに語り、リードされました✨


野球が日本に入ってきた明治初期。

アメリカが最強で、日本は真似をしながら日々練習をし、まだまだこれから…というステージでした。


しかしながら、先日、最強のスーパースターが集まるメジャーリ−ガ−を前に、憧れを捨て、ついにアメリカの地で、アメリカのチームを破り、平和的手段でもって、世界一になってしまいました☆☆


中には「シナリオがあったように見えた」という視聴者もいたようで、私にも特別な瞬間に見えました✨✨


そんなとき、ふと床の間で『櫻賦(おうふ)』を眺めたら、佐久間象山先生もこのシーンを観たらどう思ったのでしょうか…(*´∀`*)🌸と思いを馳せました。


今日は雨なので、想像上の桜の余韻、どうぞお愉しみ下さいませ✨✨







(今年正月の室礼再掲します☆奥の掛け軸が、櫻賦です)

(見にくいので、文化庁のHPもどうぞ✨✨

https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/410731)



(優勝した3月22日の夕日と東松山・下沼公園の桜)



(佐久間象山写真 国会国立図書館蔵)

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