今晩は★
気がつけば、日曜日の夜になっていました✨
5日前にWBCの決勝戦があって、数日しか経っていませんが、随分昔の事に感じられるのは私だけでしょうか・・?
さて、今日は、いきなりマイナー過ぎる話題で恐縮なのですが
幕末の兵学の先生、佐久間象山の書、櫻賦(おうふ)について簡単に書きたいと思います🌸✨
今年の正月に、佐久間象山の掛け軸を資料館の床の間に掲げ、難しい『櫻賦(おうふ)』という書ではあったけど、その後 知人より櫻賦の意味を教わり、人知れずとても嬉しく、ぜひこの桜の季節に喜びを共有したいと思い、PCを叩きました(*´∀`*)笑
どことなく、今回のWBCの優勝と、気持ちが繋がる気がして✨
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佐久間象山先生は、今から約200年前に生まれ、幕末活躍し、皇室を敬い、日本の将来を考え開国を勧めた稀代の学者で、勝海舟や吉田松陰などの塾の先生でした✨✿
1854年 ペリー再来航した時に、弟子の吉田松陰がアメリカへ密航を企て、失敗し
先生であった佐久間象山も連座し、長野県の家から外出禁止になりました★
その期間、油の乗った40歳代、しかも9年間に及ぶものでした。
世の中が、攘夷か開国か…右往左往していた重要な時期。
この外出禁止の期間に佐久間象山先生は、自分の揺るぎない志をこの『櫻賦(おうふ)』に託し、当時の天皇、孝明天皇へも託しました✨
この書『櫻賦(おうふ)』の訳↓↓↓
・・・・・・・・意訳・・・・・・・・・・・
日本の名花、櫻を自分に喩え、人知れず散る桜のようではあるが、国を想う志は高く、この名花の薫りのように遠くへ届くであろう🌸
櫻が日本独特の名花であるが如く、自分も日本に比類ない見識を持っている。
外国の侵略には「攘夷(外国を鉄砲で打ち払う)」と言って、騒ぎ立てるべきではない。
本当の攘夷とは、外国の技術・学識を取り入れ、日本の軍事力・政治力を外国と同等以上に上げてから、外国へ物申すべきだ。
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今回のWBCを私が見て、ふと思ったのですが、
奇しくも大谷選手が決戦前に「今日だけは憧れるのをやめましょう…」などチームに語り、リードされました✨
野球が日本に入ってきた明治初期。
アメリカが最強で、日本は真似をしながら日々練習をし、まだまだこれから…というステージでした。
しかしながら、先日、最強のスーパースターが集まるメジャーリ−ガ−を前に、憧れを捨て、ついにアメリカの地で、アメリカのチームを破り、平和的手段でもって、世界一になってしまいました☆☆
中には「シナリオがあったように見えた」という視聴者もいたようで、私にも特別な瞬間に見えました✨✨
そんなとき、ふと床の間で『櫻賦(おうふ)』を眺めたら、佐久間象山先生もこのシーンを観たらどう思ったのでしょうか…(*´∀`*)🌸と思いを馳せました。
今日は雨なので、想像上の桜の余韻、どうぞお愉しみ下さいませ✨✨
(今年正月の室礼再掲します☆奥の掛け軸が、櫻賦です)
(見にくいので、文化庁のHPもどうぞ✨✨
(優勝した3月22日の夕日と東松山・下沼公園の桜)
(佐久間象山写真 国会国立図書館蔵)
佐久間象山先生について、そして、櫻賦について、
大変勉強になりました。
「るろうに剣心」についても、hikiyama311さんのコメントから知りました。
お二人から、いろいろと学べて、嬉しいです。
佐久間象山先生の、なんとも凛々しいお顔!
そして、日本のあり方や日本の未来を見つめている鋭い眼差し!
心にグッときますね!
今の時代にいらっしゃったら、
きっと、翔平思想について、本をお書きになったでしょう。
いえ、今の時代ですから、高島さんのようにブログを発表なさったかもしれませんネ!
今の時期にぴったりの、桜にまつわる素敵な話題でした❤
( ´∀`)bグッ!
佐久間象山を斬ったのは、幕末の四大人斬りの一人、あの河上彦斎。アニメ「るろうに剣心」の主人公 緋村剣心だったと最近知ってびっくりしました。
WBCを佐久間象山が観ていたらという発想がなかなかぶっ飛んでいますね!
自分は、正岡子規が生きていたら何て言っただろうと思いました。